GONGZILLAは創立メンバーのB.Lozaga(g)、H.Rowe(b)、B.Moerlen(vib)が同比重で関与し続けているバンドであるようだが、このBONの方はRoweも参加してはいるが名前の通りLozagaのソロ・プロジェクト的な位置づけ。本作は1993年と1996年の過去2枚のアルバムからの選曲に2004年録音の新曲をオープニングに2曲プラスした、ベスト盤的な構成。新曲はギタートリオ、1stではトリオ編成ながらLozagaがkeyもかなり重ねている一般的なバンド編成。2ndではゲストでD.Torn(g)/C.Lin(vln)が入っており、それぞれの印象を微妙に変えている。比較的ストイックなテクニカル・ジャズ・ロック全開の新曲、Tornの好演もありバンド・ギター・アンサンブルの妙が魅力の2nd、比較的ミディアムテンポで甘めのメロディラインでのフュージョン基調の1st、と結果的にはアルバムとして聴くとなかなか良いバランスと流れが生み出されている。 <Rotters' Paper より転載>
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