1970年にギタリストYozoxを中心に結成されたAin Sophの、80年代後半の演奏を中心に、2004年に再結成された後で作曲された1曲を収録したスタジオライブアルバム。このCDは、セカンドアルバム「帽子と野原」リリース時の前後にスタジオで録音された演奏を収めている。このため、曲は「帽子と野原」からのものが、8曲中4曲を占めている。ほかに、ファーストアルバム「妖精の森」から1曲、当時演奏していたがスタジオ録音盤としては発表されていない曲が2曲、さらに2004年に再結成されZAOの前座として再デビューした時期の21世紀のアイン・ソフの新曲が1曲含まれている。80年代後半のアイン・ソフはBellaphonのキーボード奏者Mitsutaka Kakiを加えたツインキーボード編成で活動しており、このCDにはその時期の貴重な記録が収められている。
このCDは、メキシコで開催される、世界最大のプログレフェスBajaProg2007出演の記念盤としてリリースされる。BajaProg2007の出演者はFocus, Il Balletto di Bronzo, Tony Levinなど。
アインソフは、日本のロックの黎明期であった1970年に結成されたベテランバンド。 その音楽性は、ブリティッシュロックに影響を受け、日本独自の感覚を加えたもので、キャメルのなめらかさ、ソフトマシーンやハットフィールズのジャージーさなどを融合させた独自性、完成度の高いもので、日本のカンタベリー派として名高い。アルバムは、これまでに7枚リリースしている。2004年に元キャラバンのリチャード・シンクレアと共演し「カンタベリーミュージックを演奏する、世界有数の優れたバンドだ。録音に僕のヴォイスが必要なら、いつでも参加するよ。」とコメントされた。
<AIN SOPH> Kikuo Fujikawa (keyboards) Mitsutaka Kaki (keyboards)(2)(3)(4)(6)(7) Jin Nagao (sax)(8) Masahiro Torigaki (bass) Taiqui (drums) Yozox (guitar)
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