荒巻茂生は、大西順子トリオ等で頭角を表し、モントールジャズ・フェスティバル等のジャズのフェスティバルに参加後、スウィングジャーナル誌でジャズ・ベーシスト人気NO1の評価を得る等現在のジャズシーンでの代表的なベーシストとして知られる。
参加メンバーは、山下洋輔4Gユニットのメンバーもであり、サキソフォビア等でも知られる竹内直(Ts)、ニュー・ハード・バップ・リバイバルの旗手吉田桂一(P)、菊池成孔の新プロジェクトやケイ赤城trioへ参加するなど、近年活躍著しい本田珠也(Dr)のいつもの面々に加え、1970年代より活躍しネイティブ・サンのメンバーでもあった重鎮という言葉が似合う峰厚介(Ts)も参加。
今作は’極東’という言葉をキーワードにジャズを様々な角度から描くというコンセプト。モダンジャズからフリージャズ等のジャズの歴史的なファクターが集まって構成された現在の極東ジャズ・シーンの現在進行形がここにある。
極東という磁場の上で、ジャズの歴史を解体・融解し新しいジャズを生み出していく過程まで、までも含有する現在の和ジャズの一つの到達点となった。
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